
アルバイト従業員が利用客として訪れた芸能人の情報を「〇〇さんご来店」などとTwitterに投稿してしまったというニュースを聞いたことはないでしょうか。本人に悪気はないのかもしれませんが、このような情報はすぐさま拡散し、大きな騒ぎになる可能性があります。
また、取引先との懇親会などの写真を先方に無断でSNSに投稿してしまった場合、取引先や何時何処にいたという情報を公開することになってしまい、トラブルになる危険性もあります。
また、取引先でなくとも同じ会社の従業員であってもトラブルになる危険性も。何時、何処にいたかということを知られたくない人もいるでしょうし、中にはストーカー被害を受けている、暴力をふるう配偶者から逃れている人もいるかもしれません。そのような場合、投稿された1枚の写真で居場所が知られてしまう危険もあります。
スマホの普及などで気軽に写真を撮り、SNS上に投稿されることが日常茶飯事になっている時代ですが、写真撮影をする際には、撮影する目的と使用する範囲を伝えて、承諾を得た上で撮影するようにしましょう。画像データは一度でもネット上に流出すると、どんどん広がっていく事態にもなりかねません。投稿熱に侵されて、撮影される人のプライバシー配慮を怠ってはいけません。