
デジタルな世界で扱われる情報量は、ものすごい勢いで巨大化しています。少し前までは「最大値」だと思っていた単位より、さらに大きな単位が登場し、それは、専門家だけでなく、ごく日常に使われるコンピュータのレベルでも、目の当たりにします。
【データ量を表す単位】
1バイト(B) | 8ビット(もちろん、半角英数字1文字分) |
1キロバイト(KB) | 約1000バイト |
1メガバイト(MB) | 約1000キロバイト=100万バイト |
1ギガバイト(GB) | 約1000メガバイト=10億バイト |
1テラバイト(TB) | 約1000ギガバイト=1兆バイト |
1ペタバイト(PB) | 約1000テラバイト=1000兆バイト |
エクサバイト(EB) | 約1000ペタバイト=100京バイト |
エクサバイトの次の単位は「ゼタバイト(ZB)」(1000エクサバイト)で、バイトに変換するととんでもない数字になります。しかし、世界最大のコンピュータネットワーク機器開発会社「シスコシステムズ」が2015年5月に公表した分析によると、全世界のIPトラフィックの年間量は、2016年中にはゼタバイトの大台を超え、さらに、そのたった3年後の2019年には年間2ゼタバイトに達すると見込まれています。
今や一般的なコンパクトカメラで撮る写真1枚でさえ4MBほどにもなり、少し前に比べると随分大きな容量に感じますが、このままいくと、数十年後には、「メガバイト?そんな大きさでいったい何ができるんだい?」などという会話が聞かれるようになるかもしれません。