
パソコンなどのデジタル機器において、文字や数字などのデータは2進数で扱っています。2進数の1桁をビット(bit)と呼び、これがデータを扱うときの最小単位となります。「bit」とは、「少し、ちょっと、少量、かけら」といった意味を持つ英語で、その語源は、「binary digit(2進数の1桁)」を合成したものと言われています。
1ビットは「0」と「1」の2通りですが、2ビットになると「00」「01」「10」「11」の4通りの数が表せることになります。つまり、ビット数を増やしていけば、扱える数が増えるわけです。
【ビットとデータ量】
ビット数 | 表せるデータ量 |
---|---|
1ビット | 2通り |
2ビット | 4通り |
8ビット | 256通り |
16ビット | 6万5536通り |
32ビット | 約43億通り |
64ビット | 約1.8.×10の19乗通り |
さて、ビットだけでは、大きい数を扱う時に、とんでもない桁数になってしまって、ちょっと厄介ですよね。そこで、数ビットずつまとめた単位「バイト(Byte)」で表現します。1バイト=8ビットで、半角英数字1文字のサイズ。ちなみに、ひらがなや漢字などの全角1文字は、2バイトです。もちろん、デジタルは大容量化しているので、バイトだけでは表し切れませんので、さらに大きな単位も存在します。
【データ量を表す単位】
1バイト(B) | 1ビット×8 |
1キロバイト(KB) | 1バイト×1024 |
1メガバイト(MB) | 1キロバイト×1024 |
1ギガバイト(GB) | 1メガバイト×1024 |
1テラバイト(TB) | 1ギガバイト×1024 |
なお、「ビット」も「バイト」もイニシャルは同じ「b」なので、省略する時は、ビットが「b」、バイトが「B」となります。