
言葉は時代と共に変化し続けるものです。新しい言葉が多くの人に使われるようになることもあれば、誤った使い方が広まることもあります。そこで今回はウェブ担当者の人に気をつけて欲しい誤った表現を紹介します。
●ら抜き言葉
ら抜き言葉とは「食べられる」→「食べれる」、「見られる」→「見れる」というように“ら”を抜いて使われる言葉です。これは昭和初期から話され始め、戦後に増加したものです。話し言葉としてはよく使われるかもしれませんが、これを文章として使用するのは誤った表現なのでNGです。他にもら抜き言葉は「起きられない」を「起きれない」、「寝られない」を「寝れない」、「来られる」を「来れる」と使うケースなどがありますが、現時点で文法的に誤りとされる表現なので注意しましょう。
●い抜き言葉
い抜き言葉とは「着ている」→「着てる」というように“い”を抜いて使われる言葉です。こちらもら抜き言葉と同じく、文法的に誤っている表現です。
今回紹介した「ら抜き言葉」や「い抜き言葉」は、仲間内で話し言葉として使われることがあっても、文章として使うことはタブーです。個人のアカウントや個人的なやりとりの中ならともかく、コーポレートサイトや公式ブログなどでうっかり使用しないようにしましょう。