
皆さんは『情報リテラシー』という言葉をよく耳にすることがあるのではないでしょうか。
もともと「リテラシー(literacy)」とは、読み書きの能力、特定分野の技能・知識、素養といった意味を持ちます。
『情報リテラシー』とは狭義には“情報機器の基礎を理解し、操作する能力”、また“データを取り扱う能力”を指します。この場合は『コンピュータリテラシー』、『ITリテラシー』と同義語になります。
広義に捉えると『情報を活用する創造的能力』という意味になります。
現代社会ではPCやスマートフォンなどが普及し、ほとんどの人が情報機器の取り扱いができるようになっています。しかし、無限多数にある情報から、必要な情報を的確に収集し、整理して活用するには創造的、高度な能力が求められます。具体的には、
●情報や情報収集手段の特性、役割、影響について理解する能力
●目的に応じて適切に判断、評価、選択、発信できる能力
ということで、すなわち、情報を使いこなす能力ということになります。
また、学校で行われている“情報リテラシー教育”とは、後者の広義の情報リテラシーを指しています。メディアを使いこなす能力の『メディアリテラシー』と重複する部分があります。