
レンタルサーバはインターネット上にWebサイトを公開したり、メールなどのデータを保管するなど他にも様々な形で利用されています。
2012年6月大手企業傘下レンタルサーバ会社が運用する共有サーバの保管データが消失するという重大なトラブルが発生しました。
データが消失したのは5698件。
ウェブサイトやメールの他にも、顧客情報やスケジュールなど様々なデータが消えてしまいました。
顧客の8割が企業・官公庁というだけあって、多くの大手企業のウェブサイトが突然ダウン。さらに、ほとんどが復旧不可能な状態に陥りました。幸いにも手元にバックアップデータがあった企業や組織は順次復旧しましたが、完全復旧できたのは、ごく一部という事態となりました。
このようなケースは決して起こってはいけないものですが、クラウドサービスを利用する場合は、事業者側のサーバに大切なデータが保管されているという認識を強く持たなければいけません。事業者が「バックアップ不要」、「稼働率100%」などと謳っているからと言って、警戒心0になってしまうのはNG。そのサービスのバックアップ体制はどうなっているのか確認することはもちろん、組織だけでなく、個人であっても大切なデータは必ず手元にバックアップをとっておくようにしましょう。