その検索結果、「本当の」検索結果ではないかも!?
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「検索するといつもトップに表示されるのに、アクセス数の伸びがイマイチなのは、どうして?」なんて、疑問に思ったことはありませんか。それもそのはず、実は検索結果は、行った人によって異なるのです。なぜなら、2005年11月にGoogleが導入した「パーソナライズ検索」という機能により、ユーザーひとりひとりの興味や関心に合わせて検索結果が表示されるようになっているからです。つまり、この機能が有効であれば、同じ言葉を検索しても、個々の検索結果が同じとは限らないと言えます。
Googleアカウントにログイン状態のとき、ウェブとアプリのアクティビティが有効であれば、検索や閲覧の履歴はウェブとアプリのアクティビィテイに保存されるため、Googleサービス全体で、より関連性の高い検索結果や候補が表示されるようになるわけです。たとえログアウトしている時でも、検索結果や表示される広告などは、検索関連のアクティビティに基づいてカスタマイズされたりもします。端末での検索履歴や閲覧記録の削除、ウェブとアプリのアクティビティの無効化が可能でも、IPアドレス(アクセス元または地域)や言語設定などもパーソナライズの対象となっており、完全に「パーソナライズド検索」の影響を受けないようにするのは、今や不可能と言えます。
ウェブサイトの運営に携わっていると、検索結果の順位はどうしても気になるものですが、現存するすべての端末の検索結果が一定でないことも認識しておく必要があります。