
メールの本文や添付したテキストの文面が、漢字や記号や数字の配列など、まるで謎の暗号のようになってしまったことはありませんか。これはいわゆる、「文字化け」と呼ばれる現象で、コンピュータで文字を表示する際に文字が正しく認識されず、誤った文字で表示されてしまうことです。文字が誤変換されるには、いくつかの原因が考えられます。
<文字化けの主な原因>
- テキストを保存した時と閲覧する時とで、それぞれ異なる文字コード、改行コード(改行を指示する制御用の文字)を用いていることによる。
- テキストを送受信した際のノイズの混入、あるいはデータの欠落による。
- 機種依存文字を使用している、または正しく表示するために必要なフォントがない
主にこれらが原因と考えられますが、状況によっては原因が断定できないこともあります。まれに、送受信するパソコン同士の相性が悪いことが原因ということもあります。
また、文書ファイル等テキストを印刷した際に文字が誤変換された状態で出力されてしまうこともありますが、これも「文字化け」と言います。この場合は、印刷しようとしているテキストに使用されているフォントがプリンター側にインストールされていない場合に起こります。